NIコンサルティングは10月23日、社員の能力を可視化し一元管理する、Webベースのデータベースソフト「Human Capital Visualizer人財プロファイル」を発表した。社員の人事考課の結果や保有する資格から研修履歴、趣味まで能力を示す情報を入力し、Webブラウザで検索できるようにする。人件費や売上実績のデータを取り込めば、社員別の能力とコストを分析することも可能だ。

 長尾一洋社長は、「人件費の削減を余儀なくされている企業が増えるなか、どの企業でも人材を適性配置するために、能力を見える化する必要はあるはずだ。これまでの人事ソフトは、給与計算や勤怠管理が中心で、能力管理機能を備えるソフトは少ないか、非常に高価だった」と話す。

 出荷開始は12月17日で、2010年度末までに150社に販売する計画。パッケージ版とSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)版があり、パッケージ版の価格は、社員100人の場合で50万円から。SaaSの場合は、社員30人で月額1万円である。