日本ケーブルテレビ連盟は,韓国ケーブルTV放送協会(キル・ジョンソプ会長)と相互交流協力拡大に向けた協定(MOU)を締結した。9月29日にケーブルテレビ連盟の代表者が韓国ソウルで協定締結の合意をしており,10月21日に連盟内で承認した。この承認をもって正式に発効した。

 この協定は,日韓の両団体間で,ケーブルテレビ産業の振興のために協力関係を確立することを目的としている。両団体はこの協定締結を機会に,ケーブルテレビ業界に関する情報交換や両国間の番組の相互流通/文化交流/ビジネス協力に関する支援,両連盟がそれぞれの国で主催するケーブルテレビショーへの相互往訪/招待,ケーブルテレビ産業の調査研究における相互支援,アジア地域のほかのケーブルテレビ業界との中長期的な協力の検討――などに共同で取り組む。

 ケーブルテレビ連盟では,今回の協定を今後の我が国におけるケーブルテレビ業界の国際展開を促進する重要な協力関係として位置づける。韓国ケーブルTV放送協会との交流を通じて,地域発の国際的な情報発信の強化などに繋げていく方針である。