総務省北海道総合通信局は2009年10月20日,北海道におけるデジタルサイネージの実用モデルを話し合う「北海道におけるICTを活用した観光情報等提供モデルの調査検討会」を開催すると発表した。2010年初頭にはデジタルサイネージを使った実証実験の実施も予定している。10月27日の第1回会合を皮切りに2010年3月までに3回程度の会合を開催し,報告書をまとめる予定である。

 検討会が想定しているデジタルサイネージ端末は,広告動画や広告静止画を表示したり,行政からのお知らせ情報をテロップで出したりすることを想定している。非接触ICチップを搭載した携帯電話機をかざして,観光客にクーポンを発券するといったことも計画している。

 市民が情報発信しやすいように,携帯電話機やパソコンからWebサイトにアクセスして入力する,またはメールを送信するといった方法を利用できるようにする考えも持っている。

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