書籍・雑貨販売を手がけるヴィレッジヴァンガードコーポレーションの公式ショッピングサイトは10月中に、行動ターゲティング技術を応用したレコメンド(商品推薦)メールの配信サービスを始める。サイト利用者の行動履歴を自動分析し、顧客ニーズの変化に即した商品を紹介する。ブレインパッドの行動ターゲティングレコメンドエンジン「Rtoaster」と、ダブルクリックのメールマーケティングソフト「ClickM@iler」、同ASPサービス「ClickM@iler.jp」を組み合わせて採用した。

 レコメンドメールを導入したのは、ヴィレッジヴァンガードのブランドでアイ・エム・ジェイが運営する「ヴィレッジヴァンガード オンライン」。サイト内で利用者が閲覧、購買した商品の履歴を蓄積して自動分析し、利用者が特定の行動を起こした場合、関連の高い情報や推奨商品のURLをメールで配信する。

 メール配信には2つのシステムを併用するが、双方の管理画面から設定作業を行うだけで連携を行える。メールマーケティングソフトClickM@ilerの設定画面から必要項目を選択することで、利用者の行動履歴とメールキャンペーンのデータを、行動ターゲティングレコメンドエンジンRtoasterとの間で共有できる。

 それぞれのシステムを運用するブレインパッドとダブルクリックは、10月22日から互いの機能を連携したレコメンドメールのサービスを販売しており、ヴィレッジヴァンガード・オンラインがその最初の導入先となった。

■関連情報
・ダブルクリックのWebサイト http://www.doubleclick.ne.jp/
・ブレインパッドのWebサイト http://www.brainpad.co.jp/