サイバーエージェントは2009年12月をメドに、自社開発したミニブログ「Amebaなう」のサービスを開始する。同社のブログサービス「Ameba」を利用する芸能人など約6000人の著名人が利用することを強みに、ブームの火付け役で先行する米ツイッターを追撃する。

 開始当初はAmebaを利用する著名人の約1割にあたる600人程度が参加する見通し。今後は特定の著名人によるブログの記事を閲覧できるほか、よりリアルタイムな“つぶやき”も閲覧できるようになる。

 新サービスの利用者はつぶやきを発信したり、気になる著名人や友人を何人も登録し、それらのつぶやきを一覧できるようになる。Amebaの一般的な利用者の利用や携帯電話への対応については今後詰める。

 ミニブログサービスは海外や国内の一部のインターネット利用者の間で人気を集めている。ただ、インターネット利用者に幅広く普及するのはこれからで、月間100億ベージビューで約700万人弱が利用するAmebaが参入することにより、国内の普及に一段の弾みがつく。

 米ツイッターの利用者は世界中で5000万人程度とされる。米ツイッターは米マイクロソフトと米グーグルへつぶやきの検索結果を提供することで収益化を模索している模様。サイバーエージェントも同様の取り組みに発展させて収益拡大につなげる可能性がある。

■変更履歴
「Amebaなう」のサービス開始時期について、当初「2009年11月10日をメド」としていましたが,サイバーエージェントから「2009年12月をメド」に変更したとの申し入れがありました。本文は修正済みです。 [2009/10/22 16:54]