日本IBMは2009年10月21日、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型コラボレーションサービス「IBM LotusLive Engage V1.0」の提供を開始した。IBMのクラウド版グループウエア「IBM LotusLive」の新サービスである。LotusLiveファミリーでは電子メールの「LotusLive iNotes」が、先行して提供されている。

 LotusLive Engageは、Web会議やプロジェクト管理、ファイル共有、アンケート調査などのコミュニケーション機能を提供するサービス。アクセス権限を柔軟に設定でき、社内だけでなく顧客やパートナー企業など社外との共同作業も可能にする。一時的な共同作業のために、任意のゲストユーザーを無償で招待できる。価格は年間7万9000円(15人用でオンライン会議室一部屋とファイル投稿者1人分の場合)から。

 同時にLotusLive Engageの個別機能のサービスも提供する。ファイル共有やタスク管理などの「IBM LotusLive Connections V1.0」、Web会議の「IBM LotusLive Meeting V8.2」、1000人までのWeb会議が可能な「IBM LotusLive Events V8.2」の3サービスである。価格はLotusLive Connectionsが年間1万6800円(ファイル配信者1人あたり、ゲストユーザー無制限)から、LotusLive Meetingが年間6万7000円(15人用オンライン会議室一部屋)、LotusLive Eventsが年間13万5600円から。

 Lotus EngageなどのサービスはIBMが提供するほかに、IBMのパートナー企業によるOEM提供も行う。