ヤマト運輸は2009年10月19日、経理業務の一部を日本IBMに委託したと発表した。全国に69カ所ある事務管理センターで実施している「出納管理」「未収管理」などを日本IBMに任せることで、間接業務の効率化を目指す。

 ITを使って対象業務のコスト削減や効率化を進める日本IBMの「BTO(ビジネス・トランスフォメーション・アウトソーシング)サービス」を利用する。日本IBMは中国・大連にある「IBMグローバル・デリバリー・センター」で受託業務を遂行する。当初は100人規模の体制で始め、処理量の増加や受託範囲の拡大に合わせて増員していく。業務受託に伴い、日本IBMは処理・検証・承認など一連の経理業務を標準化するワークフローシステムを構築する。