品川駅に設置されたGo Googleの屋外広告(記者説明会の投影資料より)
品川駅に設置されたGo Googleの屋外広告(記者説明会の投影資料より)
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 グーグルは2009年10月19日、SaaS(Software as a Service)型の企業向けオフィスソフト「Google Apps」のキャンペーン「Go Google」を開始したと発表した。屋外広告、Twitterなどを活用してユーザー目線のメッセージを訴求し、Google Appsへの移行を勧める。

 屋外広告は東京都の品川駅に設置。「フォーカスポイントはユーザーが日々感じている不満」(グーグルのエンタープライズプロダクトマーケティングマネージャーの藤井彰人氏)としており、「受信ボックスがいっぱいです。メールを削除したくない。あぁ、Googleにしたくなる」などGoogle Appsに切り替えるメリットを日替わりで掲載していく。期間は11月27日まで。

 日替わりのメッセージは、マイクロブログサービス「Twitter」を通じても提供する。アカウントは「@GoogleAtWork_ja」で、キャンペーン用のハッシュタグ(共通の話題を語るために付ける分類名)「#gonegoogle」も用意した。ネット上ではエンタープライズ向けメディアへのネット広告出稿、自社サイトでの情報提供も展開。自社サイトでは動画、プレゼントキャンペーン、知人へGoogle Appsへの移行を勧めるメール発信サービスなどを提供する。

 同キャンペーンは日本以外にも、米国、英国、シンガポール、シドニー、ニュージーランドで同時に開始。「日本でのエンタープライズ製品のキャンペーンは初めて」(藤井氏)となる。

 Google Appsは、「Gmail」「Google カレンダー」「Google ドキュメント」などを自社ドメインで利用できるサービス。全世界で200万以上の企業、600万以上の教育機関(教育機関の利用は無料)が利用しており、利用企業は毎日3000社以上増えているという。

■関連情報
・「Go Google」キャンペーンのWebサイト http://www.google.co.jp/appsatwork