民放キー局系のBSデジタル放送事業者5社は2009年10月19日,2009年8月(調査期間は2009年8月24日~8月30日)の「BSパワー調査」(BSデジタル放送の接触率調査)の結果を発表した。

 ゴールデンタイム(午後7~10時)における5社合計の接触率は平均9.4%で,前回調査(2009年6月に実施)に比べ2ポイント減った。プライムタイム(午後7~11時)の接触率は合計8.9%(前回比1.8ポイント減),午後7時から翌日午前零時の接触率は合計7.9%(同1.3ポイント減),午前6時から翌日午前零時は合計4.5%(同0.6ポイント減)だった。接触率が前回調査の実績を下回った理由としてBSデジタル放送事業者の関係者は,「高接触率が期待できる野球中継の本数が前回調査に比べて少なかった」(BS-TBS)ことを挙げている。週平均で最も接触率が高かった時間帯は午後8時台で,週平均の接触率は合計10.3%だった。

 一方,NHKのBS3チャンネルを含めた接触率は,前回調査の実績を二つの時間帯(午後7~10時と午前6時~翌日午前零時)で上回った。午後7~10時の接触率は18.1%(前回比0.4ポイント増),午前6時~翌日午前零時は8.7%(同0.1ポイント増)である。残り二つの時間帯(午後7~11時と午後7時から翌日午前零時)の接触率は横ばいだった。なお今回の調査は,B-CASカードのユーザー登録を行った世帯から無作為抽出した全国849世帯を対象に実施した。