ネットワールドは2009年10月8日、パッケージ・ソフトウエア・メーカーのSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)事業を支援するサービスを開始すると発表した。同社は、ソフトウエア・メーカーがSaaS事業を手掛けるのに必要なシステムとして、ビープラッツが運営する販売管理システム「SaaSplats」を提供する。SaaSplatsを使えば、SaaS事業に必要な決済業務や事務処理を効率化できるという。

 ネットワールドの森田晶一社長は「パッケージ・ソフトウエア・メーカーがSaaSのような新たなサービスを始める際に問題になるのが、月額制のサービスを販売した経験がないことだ」と指摘する。

 ネットワールドは、ソフトウエアメーカーの要請に応じて、パートナー企業としてSaaSの間接販売も手掛ける。同社はSaaS事業支援サービスを提供する顧客が既に3社あることも明らかにした。クライアント管理ソフト「QND」を販売するクオリティと、セキュリティ監視サービスを販売するアンラボ、バックアップサービスを販売するビック東海である。