ジュピターテレコム(J:COM)は2009年10月7日,同年9月30日から東京都西東京市の公立小学校8校に地上デジタル放送の提供を開始したと発表した。デジタル化対応が完了したことにより通常の地上波放送に加え,J:COMチャンネル(コミュニティチャンネル)でデータ放送が利用できるようになった。J:COMチャンネルは,J:COMの有料サービスへの加入・未加入を問わず,J:COMのネットワークに接続されていればデジタルまたはアナログで視聴できる無料のチャンネルである。

 西東京市はかねてより公共施設のデジタル化対応を進めており,市内の小学校8校にJ:COM(提供事業者はジェイコム関東)が地上デジタル対応の機器交換などの対策を実施した。各小学校は地上波放送の視聴はもちろん,データ放送で災害情報などの市からのお知らせを視聴できるようになる。災害発生時に各小学校が避難場所になった場合には,学校のテレビでJ:COMチャンネルから災害情報を入手できる。災害情報や広報情報など市からのお知らせを掲載する行政情報の専用ページは2009年11月に提供開始を予定している。