ソニックウォールは2009年10月7日,マクニカネットワークスと正規販売代理店契約を締結したと発表した。国内大手企業に強いマクニカネットワークスの販売チャネルを利用して,従業員1000人以上の大規模企業向けUTM製品市場へ本格参入する。
同社は2000年に日本市場に参入。以降,中小企業向けを中心にセキュリティ対策アプライアンスであるUTM製品を展開してきた。米ソニックウォール 社長兼CEOのマット・マディロス氏によると,「UTM製品の国内出荷台数は累計6万台を突破した」という。「中小企業向け市場ではリーダーになった。次は,大規模企業向けのリーダーを目指す」(マディロス氏)。
大規模企業向けUTM製品市場での同社の強みについて,マディロス氏は,「10Gbpsクラスの通信速度に対応するハイエンド製品を豊富にラインナップしていること」を挙げた。「日本市場における10GbE以上の通信に対するセキュリティ・ニーズは,欧米より高い」(マディロス氏)。