写真1●デスクトップ環境の「KDE 4.3.1」。日本語対応が向上している。
写真1●デスクトップ環境の「KDE 4.3.1」。日本語対応が向上している。
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写真2●軽量なデスクトップ環境の「Xfce 4.6.1」。
写真2●軽量なデスクトップ環境の「Xfce 4.6.1」。
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 2009年10月1日に,こじまみつひろ氏らが開発および提供を行っているLinuxディストリビューションの最新版「Plamo Linux 4.7」をリリースした。Plamo Linuxは,現在最も長く開発が続けられているLinuxディストリビューションの「Slackware」を基に作成された。

 最新バージョンでは,主要アプリケーションのバージョンアップが主となっている。例えば,カーネル 2.6.30.7,glibc 2.10.1,gcc 4.3.4などにアップデートされている。

 さらに,デスクトップ環境ではKDE 4.3.1(写真1),GNOME 2.26.23,Xfce 4.6.1(写真2)などが利用可能だ。また,KDEでは日本語への対応が向上し,文字化けなどが起きにくくなっている。

 アプリケーションでは,オフィス・スイートの「OpenOffice.org 3.1.1」,TeX環境の「ptetex3 20090610」が搭載されている。

 前バージョンではファイル・システムのext4が開発版として利用できたが,新バージョンから正式にext4に対応している。インストーラでファイル・システムとしてext4を選択することが可能だ。

 なお,Plamo LinuxはオフィシャルWebサイト(http://www.linet.gr.jp/~kojima/Plamo/index.html)からダウンロードが可能だ。同サイトでは,インストール・イメージとしてDVD版(1枚分)またはCD版(5枚分)が用意されている。