写真1 メッセージラボジャパンのカントリーマネージャー,山本 誠治氏。
写真1 メッセージラボジャパンのカントリーマネージャー,山本 誠治氏。
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写真2 インターネットを経由したセキュリティ・サービスを利用するユーザーが急激に増えている。メッセージラボ ジャパンの資料より。
写真2 インターネットを経由したセキュリティ・サービスを利用するユーザーが急激に増えている。メッセージラボ ジャパンの資料より。
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 メッセージラボ ジャパンは2009年10月6日,同社のセキュリティ・サービスの管理画面をすべて日本語化し,同月から既に提供を開始していると発表した。同社のサービスは,日立情報システムズや日本IBMなどのパートナー経由で提供される。日立情報システムズの「メールセキュリティ on-Demand」や「Webセキュリティ on-Demand」がそれに当たる。

 どのサービスも,インターネット上で稼働するゲートウェイ型で提供される。社内LANにつながったクライアントのWebアクセスやメールのデータをインターネット上のサーバーがいったん受け取り,ウイルスやスパム・メールなどを除去した後にメール・サーバーや社内LANへ転送するしくみ。これまで使っていたネットワーク・システムにあまり手を入れることなく,採用できることが特徴だ。

 カントリーマネージャーの山本 誠治氏(写真1)によれば「国内市場では,社員500名以下の中小企業でインターネット経由のセキュリティ・サービスを利用するユーザーが急激に増えている」という(写真2)。その状況に対応するため,リクエストが多かった管理画面の日本語化を実現し,さらに日本語ヘルプデスクを用意することを決めたという。

 メッセージラボ ジャパンは,米メッセージラボの日本法人。メッセージラボは,2008年にウイルス対策ソフト・ベンダーであるシマンテックに買収された。現在はシマンテックの子会社で,SaaS型セキュリティ・サービスだけを提供する会社に位置付けられている。なお今回の日本語化は,シマンテックに所属するローカライズ部隊が行った。