日本コカ・コーラは、JR東日本の営業エリア内で「Suica電子マネー」を使える自動販売機を年内に約1万台に増やすと発表した。2010年12月末までには約3万台に増やし、2011年以降も拡大を続ける方針。

 日本コカ・コーラとJR東日本は3月から、SuicaなどIC乗車券の電子マネー機能だけに対応する決済端末を自販機に搭載している。また8月からは日本コカ・コーラが別途導入してきた電子マネー対応自販機を改修し、Suica決済機能を追加している。自販機の改修は9月28日までに170台が完了しており、今後も首都圏を中心に順次、改修を進める予定。

 Suicaの発行数は9月末時点で約2985万枚。そのうち電子マネー対応が約2735万枚。利用可能店舗数は約7万530店舗となっており、相互利用しているほかのIC乗車券の電子マネー機能も含め、1日あたりの利用件数は最高169万件にのぼる。

 日本コカ・コーラとJR東日本は、Suica対応自販機の拡充に伴い、11月2日―12月25日にキャンペーンを展開する。コカ・コーラ自販機でSuicaを使って飲料を購入した人に抽選で景品を贈るほか、携帯電話向け電子マネー「モバイルSuica」の利用者がSuicaを使って月間5本以上の飲料を購入した場合、先着順で電子マネーを一部還元する。

■関連情報
・日本コカ・コーラのWebサイト http://www.cocacola.co.jp/
・JR東日本のWebサイト http://www.jreast.co.jp/