コンビニエンスストア大手のセブン-イレブン・ジャパンは10月7日から、全国の店舗にビットワレットの電子マネー「Edy」を導入し、レジで決済とチャージ(入金)、残高確認に対応する。競合するローソン、ファミリーマートなどはすでにEdyを全国で導入済みだが、独自の電子マネー「nanaco」を発行するセブン-イレブンも、他社電子マネーへの対応を拡充する。

 セブン-イレブンが導入する電子マネーとしては、2007年サービス開始のnanaco、2008年に対応した後払い方式の「QUICPay」に続き3つ目。同社はnanacoのサービス開始に先立ち複数の電子マネーに対応するレジ用端末を導入していたが、競合大手より対応サービスの種類は少なかった。

 セブン-イレブンはnanacoの普及に力を入れており、累計発行数は8月末時点で890万枚。加盟店はセブン&アイグループ内外の合計で2万7541店舗。一方でEdy機能を備えるカードや携帯電話の累計発行数は9月1日時点で約5140万枚。利用可能個所は約15万3000カ所。

 セブン-イレブンは6月、「陣営」を越えて電子マネー全体の利用増を図り、国内で発行数が最大のEdyを導入すると発表。今回はサービス開始日と、それに伴うキャンペーンなどの詳細を明らかにした。10月7日から全国1万2459店舗でEdyのサービスを開始し、10日からnanaco、QUICpay、Edyいずれかの利用金額合計1000円を1口として、抽選で携帯ゲーム機などが当たる懸賞を実施する。

■関連情報
・セブン-イレブン・ジャパンのWebサイト http://www.sej.co.jp/