米Googleは米国時間2009年10月2日,オープンソースWebブラウザ「Google Chrome」の開発者向け早期リリース版をバージョン「4.0.220.1」にアップデートし,x86系プロセサのネイティブ・コードで記述されたアプリケーションを実行する技術「Native Client」を搭載した。Native Clientの搭載により,高速なWebアプリケーションを実現できるという。

 現時点でNative Clientが利用できるのはWindows版のみであり,初期設定では作動しないようになっている。Googleは,Native Client用のサンプル/テスト・プログラムとして,Chrome内で動くアプリケーションやスタンドアロンのアプリケーションをWebサイトで公開した。

 GoogleはNative Clientで,OSやWebブラウザに依存しないアプリケーション実行環境の実現を目指しており,オープンソースとして公開する方針である(関連記事:Google,Webブラウザでx86コードを実行する「Native Client」開発に本腰)。

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