ニワンゴは2009年10月1日,同社が運営する「ニコニコ動画」と「SMILEVIDEO」において,投稿動画に含まれる権利物を自動検知する「自動モニタリング機能」を,同日より提供先企業を限定して先行運用すると発表した。

 自動モニタリング機能は,権利者が事前に登録したオリジナルの映像・音声データから特徴点を抽出/数値化し,一般利用者が投稿した動画の特徴点と比較することで権利物を自動検知する。権利者は「SMILEVIDEO ライツコントロールプログラム」で,自身の権利物として検知された動画に対して,削除申請などの権利行使を効率的に行えるという。

 また,権利者に対して動画視聴ページ上における広告などによる収益の分配を試験的に行う。同社は引き続き自動モニタリング機能の機能拡充に取り組み,著作権侵害の問題解決に向けて対処する方針だという。

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