Zimbra Collaboration Suite 6.0の3ペイン構成画面
Zimbra Collaboration Suite 6.0の3ペイン構成画面
[画像のクリックで拡大表示]
Webサービス用マッシュアップ・プラットフォーム Zimlet
Webサービス用マッシュアップ・プラットフォーム Zimlet
[画像のクリックで拡大表示]

 米Yahoo!傘下の米Zimbraは米国時間2009年9月30日,オープンソースWeb対応コラボレーション・ソフトウエアの最新版「Zimbra Collaboration Suite(ZCS)6.0」をリリースしたと発表した。メール機能強化やWebマッシュアップ・アプリケーション用タブ追加などの改良で使いやすくなったという。

 ZCS 6.0は,3ペインのメール画面で操作性を高め,個別のタブでメールを作成できるようにした。メールの受領確認,メールのサイズ順ソートなども行える。カレンダ機能も強化し,予定の閲覧性を向上させた。Webサービス用マッシュアップ・プラットフォーム「Zimlet」のオープン化を進め,ZCS内のタブから直接ミニブログ・サービス「Twitter」,ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Facebook」,オンライン・ブックマーク・サービス「Digg」にアクセス可能にした。このほかの外部Webアプリケーションもタブで操作できる。

 モバイル端末のデータをリモート消去できるようにして,モバイル・ユーザーのセキュリティを強化した。アドレス帳の検索/編集,予定入力などもモバイル端末から実行できるようにした。また,最新版はさまざまな管理作業の権限を役割に応じて委譲できるため,管理者の負担を軽減できる。

 Zimbraは,ZCSの有償メール・ボックス契約数が5000万件を超えたと発表した。1年前に比べ165%増。現在ZCSは全世界で約10万社の企業/組織が利用している。

[プレスリリース]
[Zimbra公式ブログへの投稿記事(その1)]
[発表資料へ/Zimbra公式ブログへの投稿記事(その2)]