日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会(東京都中央区)は2009年9月29日、ネットマーケティングに貢献した人物を表彰する「第7回Webクリエーション・アウォード」の受賞者を発表した。過去最多の123件の推薦の中から大賞以下11組の受賞者が選出された。
Web広告研究会の会員投票で最も票数を集めた「Web人大賞」は、サントリーホールディングス広報部Eコミュニケーショングループの石原洋子氏、小林恵氏が受賞した。サントリー公式ブログ「サントリートピックス」における双方向コミュニケーションの確立と、ブロガーイベントなどにより「ハイボール」という言葉を世間に定着させたことが表彰の理由。
同日に東京都内で開催された贈賞式で、石原氏は「ハイボールはブロガーイベントだけで広がったわけではなく、営業、宣伝部の活動があり、それに広報活動が加わったもの」と、小林氏は「ブログの読者やイベントに参加してくださった消費者の皆様のおかげ」と、共に喜びと感謝のコメントを述べた。
この1年で最も活躍した人を選ぶ「Web人 of the year」は、デジタルマーケティングのイベント「ad:tech」の日本初開催に貢献したオリコムの武富正人氏が受賞。一般投票で最も票を集めた「気になるWeb人で賞」は、身近なところでお金をかけずに楽しめることを追求するサイト「デイリーポータルZ」を運営するニフティの林雄司氏が受賞した。
贈賞式の最後は、Web広告研究会Webマーケティング年鑑プロジェクトリーダーの小川亨氏が、「大賞を受賞したサントリーは、新しいコミュニケーションの形を作っており、今後の新しい潮流となる」と評価した上で、「先端技術でなくても作る人の知恵や努力でいろいろなことが可能になる」と締めくくった。
Web人賞の受賞者は以下の通り。
トリスタ 代表取締役/Webプロデューサー 赤星 琢哉氏
「読書メーター」
石井 ゆかり氏
「筋トレ」
マピオン 事業推進室メディア開発グループマネージャー 加藤 隆志氏
ソニーマーケティング 長島 純氏
リクルート メディアテクノロジーラボチーフプロデューサー 永田 香澄氏
「コマーシャライザー」
ロフトワーク 代表取締役 林 千晶氏
「ロフトワーク」
ヨシナガ氏
「僕の見た秩序。」
大和総研 経営戦略研究所客員研究員 米山 徹幸氏
「2008年インターネットIR・ベスト企業賞」(PDF)