米Microsoftは米国時間2009年9月29日に,Webサイトで無料マルウエア対策ソフトウエア「Microsoft Security Essentials」のダウンロード提供を開始する。対応OSはWindows XP(SP2/SP3),Windows Vista,Windows 7(Windows XPモードを含む)で,32ビット版と64ビット版の両方で利用可能。対応言語は8カ国語。日本など19カ国で提供する。

 Security Essentialsは,ウイルスやスパイウエアといった悪質なソフトウエアからパソコンを守る。プロセサとメモリーの使用量を抑えており,リアルタイム保護をしていてもパソコンの動作が重くならないという。「Dynamic Signature Service」と呼ぶビヘイビア方式のセキュリティ技術を採用しているため,ウイルス定義ファイルが提供されていない脅威にも対抗できるとしている(関連記事:セキュリティ・ベンダーとMicrosoftの衝突が再び勃発)。

 Microsoftは2009年6月より,ベータ版を一部地域でダウンロード提供していた(関連記事:Microsoftの無料マルウエア対策ソフト「Morror」ベータ版が本日公開米MSが無料ウイルス対策ソフトのベータ版を限定公開、日本は対象外)。

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