米カリフォルニア州サンフランシスコ市は米国時間2009年9月25日,同市が公開している各種データを活用したアプリケーションの紹介サイト「DataSF App Showcase」を開設した。同市が提供するデータを活用して,行政の透明性や市民サービスの質を高めたい考え。

 DataSF App Showcaseは,サンフランシスコ市が2009年8月から運営しているデータ開示用のサイト「DataSF」内にある。Webアプリケーションのほか,iPhone/iPod touchやBlackBerry端末など,各種の携帯電話端末向けのアプリケーションを紹介する。中には,メールやRSS,SMSで情報を配信できたり,ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「Facebook」,ミニ・ブログ「Twitter」などで使えたりするアプリケーションもある。

 現時点で,同市内の犯罪発生地点を地図上に表示する「Crimespotting」「SpotCrime」「CrimeReports」や,地図上でタクシーを検索できる「Cabspotting」などのWebアプリケーションが掲載されている。iPhone/iPod touch用では,さまざまな物品のリサイクル/廃棄方法を調べられる「EcoFinder」,鉄道案内の「Routesy San Francisco」などがあり,BlackBerryとJava対応携帯電話で使える鉄道時刻表「TrainSchedule」もある。

 サンフランシスコ市は掲載するアプリケーションを増やすため,開発者に協力を呼びかけている。アプリケーションのアイデアや意見も受け付けている。

[サンフランシスコ市公式ブログへの投稿記事]