WOWOWは2009年9月25日,2009年5月15日に公表した2009年度の第2四半期及び通期の業績予想を修正したと発表した。売上高は若干減少するが,利益は元の予想を上回って拡大するという内容である。

 まず,第2四半期について,単体の売上高はデジタルへの移行策強化によるキャンペーン値引きなどの増加による視聴料収入の減少などにより,前回予想より減少する見込みである。営業利益および経常利益は,番組費の一部を第3四半期以降へ繰り越したことや為替レートが想定より円高に推移していることによる番組費の減少及び効率的投下による費用の減少などを理由に挙げて予想を上回ると見込んだ。また四半期純利益も,法人税の減少などにより予想を上回るという。

 連結では,単体と同様の理由に加えて,連結子会社でテレマーケティング事業を行っているWOWOWコミュニケーションズにおける請負業務の受注が想定より減少したことで,予想より減少すると見込んでいる。営業利益や経常利益及び四半期純利益は,同社において費用の一部を第3四半期以降へ繰り越したことによる費用の減少などにより予想を上回ると見込む。

 通年においても,単体・連結ともに売上高は予想と比較し若干減少し,営業/経常/純利益はいずれも拡大すると見込む。

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