米IBMと米アイオワ州ダビューク市は米国時間2009年9月17日,同市の水道・交通・電気・ガスといったインフラ・システムのIT化を推進し,より効率的な運営と消費エネルギー削減を目指すと共同発表した。米国で最も進んだIT化を達成し,環境への影響を抑えた持続可能な都市のモデル・ケースにするとしている。
計画では,同市内のインフラ管理システムを連携させて各種データを計測・分析・統合することで,的確な市民サービスを提供する。第1段階として,水とエネルギー消費量を高度に管理できる体制を整え,コストとカーボン・フットプリント(二酸化炭素の総排出量)の削減を図る。具体的には,同市が全域で交換を進めている水道メーターを利用して水の使用量をより正確に把握し,水漏れ対策を強化していく。
なお,ダビューク市はアイオワ州北東部のミシシッピ川に隣接する都市で,人口は約6万人。
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