日本オラクルは2009年9月17日、連結会計ソフトの導入支援ツール「Japan Starter kit」を提供すると発表した。連結会計ソフト「Oracle Hyperion Financial Management」の顧客向けに無償で提供する。日本の会計基準を国際会計基準(IFRS)に近づける「コンバージェンス」への対応を目指す企業などでの利用を想定している。

 Japan Starter kitは、日本企業が一般的に利用している帳票類を事前に用意している。このほか複雑な株式の持ち合いといった、日本特有の連結会計処理に必要な業務を事前に定義。日本オラクルによると、Japan Starter kitを利用してOracle Hyperion Financial Managementを導入した場合、使わない場合に比べて導入期間を50%程度短縮できるという。