野村総合研究所(NRI)は2009年9月16日、NTT、米オラクルと共同で実施していた個人認証規格OpenIDとSAMLの相互運用実験が、「IDDY(Identity Deployment of the Year)賞(概念検証部門)」を受賞したと発表した。

 同賞は1年に1度、個人認証規格を使った事例の中で、優れたものに与えられる。OpenIDやSAMLなどの国際的な普及団体である「カンターラ・イニシアティブ」が主催している。

 OpenIDとSAMLの間で、認証ポリシーを相互運用できることを実証した点が評価された。OpenIDの認証ポリシー規格「Provider Authentication Policy Extension(PAPE)」とSAMLの認証ポリシー規格「Authentication Context」の互換性を、初めて実証した。

 IDDY(Identity Deployment of the Year)賞は2006年に始まり、今年で4回目。過去には、ドイツテレコム、ニュージーランド政府、米シティグループなどが受賞した。