米EMCは2009年9月14日(米国時間)、米インテルでCTO(最高技術責任者)を務めたこともあるパット・ゲルシンガー氏がEMCで情報インフラ製品部門を担当する社長兼COO(最高執行責任者)に就任すると発表した。EMCの社長兼COOは、クラウドサービスを担当するハワード・エライアス氏との2人体制になる。

 パット・ゲルシンガー氏は48歳。1979年、18歳でインテルに入社した生え抜きで、2001年にはインテルのCTOに就任。直近までは上級副社長兼デジタル・エンタープライズ・グループ担当共同ゼネラル・マネージャを務めていた。ゲルシンガー氏はEMCで、主力のストレージ製品やインフォメーション・アーカイブ製品のほか、セキュリティ部門のRSA、ITマネジメント部門のIonixなども担当する。

 これまでEMCのグローバル・サービス兼Ionix担当社長を務めてきたハワード・エライアス氏は、ゲルシンガー氏と同じく社長兼COOに就く。エライアス氏は、情報インフラストラクチャとクラウドに関連するサービスを担当する。なお、EMCの会長兼CEO(最高経営責任者)であるジョー ・トゥッチ氏は、2012年まで現職に留まることも明らかにされている。