TBSテレビは2009年9月14日,同社のWebサイトや携帯電話機向けサイトで配信するオリジナル・ネット・ドラマ「bump・y」の制作発表を行った。「bump・y」は,6人の女性タレントが演じるキャラクターの恋愛模様をコミカルに描く1話5分のオムニバス・ドラマ。2009年10月6日から12月22日まで毎週火曜日に1話ずつ,合計12話を無料配信する。

 TBSのオリジナル・ネット・ドラマへの取り組みは,4月に配信した「恋する星座」に続いて今回が第2弾となる。「前回の作品が好評だったことから,今回第2弾としてbump・yを制作した」(TBSテレビ コンテンツ事業局 デジタル事業センター長の杉田謙二氏)という。前回の作品へのアクセス数については具体的な値は公開できないとしながらも「同時期にTBSのWebサイトで配信していた『ラブシャッフル』や『ザ・イロモネア』など,放送で知名度の高い番組のアクセス数に対して1/5~1/6程度。かなり健闘していた」(TBSテレビ コンテンツ事業局 デジタル事業センターの中野健氏)と評価した。

 無料配信する12話に加えて,内容の異なるスピンオフ・ドラマ12話をTBSの携帯電話機向けサイトで有料配信する。有料配信するドラマも1話5分で,10月6日以降,毎週1話ずつ公開する。加えて今回のドラマでは,ソネットエンタテインメントとプライムとの連動企画も予定している。両社は,ドラマの中でプライムの美容機器を登場させる「プロダクトプレイスメント」や,ソネットエンタテインメントの携帯電話機向けゲームにドラマに連動した要素を盛り込んだりすることで,商品の認知度やサービスの利用数の向上を目指す。放送後のコンテンツはDVDなどのパッケージ・メディアによる販売やBS-TBSでの放送を予定しているほか,動画配信サービス「TBSオンデマンド」でのアーカイブ配信も検討しているという。