ウイルス対策ソフト「Norton AntiVirus 2010」と総合セキュリティ対策ソフト「Norton Internet Security 2010」
ウイルス対策ソフト「Norton AntiVirus 2010」と総合セキュリティ対策ソフト「Norton Internet Security 2010」
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 米Symantecは米国時間2009年9月9日,米国で総合セキュリティ対策ソフト「Norton Internet Security 2010」とウイルス対策ソフト「Norton AntiVirus 2010」の販売を始めたと発表した。レピュテーション(評判)ベースの新たなマルウエア検出技術「Quorum」(開発コード名)を搭載し,従来のシグネチャ/ビヘイビア(挙動)検出方式に比べ検出精度が向上した。

 定義ファイルの作成前にビヘイビアを検出する技術としては,第2世代の「SONAR 2」を採用した。スパム・フィルタも改良し,スパム・データを蓄積せずに効率よくフィルタリングできるとしている。

 同社によると,独立系ウイルス対策ソフト試験機関のAV-Test.orgが検出能力に優れ,ゼロデイ攻撃も検出できたと評価した。テストでは,インストールは約1分で終わり,動作に必要なメモリー・サイズは10Mバイト強で済んだ。記憶容量250Gバイトのハード・ディスクを61秒で検査できたという。

 対応OSはWindows XP/Vista/7。希望小売価格は,1年間の更新サービス付きでInternet Security 2010が69.99ドル,AntiVirus 2010が39.99ドル。Internet Security 2010は最大3台のパソコンにインストールできる。ネットブック向けの「Norton Internet Security 2010 Netbook Edition」も世界各地で発売する計画。

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