ヤフー子会社のオーバーチュアは、検索連動型広告(リスティング広告)「スポンサードサーチ」を外部サービスから管理できるAPIの新版「Enterprise Web Services(EWS) 5.2」を公開した。従来のパソコン向け広告に加え、携帯電話向け広告を管理する機能を追加した。

 8月のEWS 5.1に続くマイナーリリース。新版では携帯向けリスティング広告「スポンサードサーチ モバイル」のアカウント作成を行えるほか、携帯の検索キーワードに関する各種数値のレポートを取得できる。また携帯のキャリアごとに、キーワードの想定パフォーマンスや配信実績を参照したり、上位掲載に必要なキーワード入札価格の参考値を取得したりできる。

 EWS 5.2で追加したコマンドは携帯向けアカウント作成の「addMobileAccount」など10種類。このほかにレポート要求の「addReportRequestForAccountID」など7種類のコマンドを変更した。キャリアを示す「Carrier」などデータオブジェクトも追加、変更している。オーバーチュアはサービス開発者用のサイトにリリースノートを掲載している。

■関連情報
・オーバーチュアのWebサイト http://ov.yahoo.co.jp/