リクルートが主幹事を務めるMashup Awards実行委員会は2009年9月10日,Web APIなどを利用するマッシュアップ技術により開発したアプリケーションのコンテストである「Mashup Awards 5」の開催を発表した。リクルートやコンテスト協力企業が提供するAPIを利用した作品が審査対象。賞金100万円の最優秀賞のほか,特別賞,部門賞を用意する。

 作品の募集期間は9月25日から11月4日。参加登録は9月10日から受け付ける(公式ウェブサイト)。表彰式は11月29日に実施する。協力企業・団体として,アドビシステムズ,NTTドコモ,日本オラクル,ミクシィ,ヤフーなど45社が参加する。

 審査の基準は,アイデア(独自性,新規性,優れた着眼点,発展可能性),完成度(実用性,ユーザビリティ,アトラクティビティ),デザイン(芸術性,優れた表現技法)など。募集期間中に,協力企業によるAPIの使い方に関する講習や,前回の受賞者の講演などを行うイベント「マッシュアップ・キャラバン」を各地で開催し,コンテストへの参加を呼びかける。

 今回のコンテストでは,「従来のパソコン向けマッシュアップ作品の進化に加え,OpenSocialなどSNS系アプリ,Androidなどモバイル・アプリ,エンタープライズ・システム連携アプリなど幅広い分野の作品の応募を期待している」(リクルート メディアテクノロジーラボ/事業開発室の川崎有亮氏)。1000人以上の参加登録者,300以上の応募作品を目指すという。

 Mashup Awardsは2006年から実施しており(第1回の名称は「Sun X RECRUIT Mash up Award」),今回で5回目の開催。これまでの計4回のコンテストでは,参加登録者はのべ1800人以上,応募作品数は616にのぼる。前回のMashup Awards 4の審査結果はこちらで見ることができる。