●m.glam.jp(グラムモバイル トップページ)画面イメージ
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 米女性向けサイト大手Glam Mediaの日本法人は9月9日、優良な携帯電話向け女性サイトだけを対象にするという広告配信サービスを始めた。広告媒体は同日公開したGlam Mediaの携帯向け日本語版のほか、日本法人の株主である集英社や小学館などが運営する30サイト。Glam Mediaが選んだブログも対象にする。当初の広告主としてメイベリンニューヨーク、DIESEL、ユニリーバ・ジャパンが出稿する。今後1年間で約100社の広告主を獲得するという。

 Glam Mediaの日本語版は2008年11月にパソコン向けサービスを開始し、現在は女性向けブランドを中心に100社の広告主を持つ。日本語版を運営するグラムメディア・ジャパンには米国本社のほか集英社、小学館、日経BP社、電通、アサツーディ・ケイ、みずほキャピタルが資本参加している。

 グラムメディア・ジャパンはGlam Media全体の携帯向けサービス開発拠点としての機能を持ち、米国に先行して携帯向けに、サイトと広告配信サービスを立ち上げた。今後は日本での運営実績をもとに、ノウハウや技術を海外に導入する予定。

 広告配信サービスでは、ファースト・インプレッションと呼ばれる画面を開いた位置だけに従来より大きな広告枠をとり、広告露出効果を高める。

 新設したサイトは、主な利用者である30歳前後の女性に向けた「Glam Mobile」(http://m.glam.jp/)に加え、20歳の女性に向けた「Glam 20」(http://m.glam.jp/20)の2つ。Glam Mobileはパソコン版に掲載しているファッション、美容品、宝飾品、腕時計といった分野を取り上げる。パソコン版と同じく広告配信サービスに参加する他サイトへ利用者を誘導する役割を果たす。Glam 20はメークやヘアスタイルといったコンテンツを取り扱い、利用者と同年代のヘア/メークアーティストが企画を担当する。

 これに加えグラムメディア・ジャパンは集英社、小学館、日経BP社と共同で、雑誌とパソコン/携帯向けサイトのクロスメディア広告を開発する予定。

■関連情報
・グラムメディア・ジャパンのWebサイト http://jp.glammedia.com/