KDDIは2009年9月9日,デザイン重視のau携帯電話「iida」(関連記事)の新機種を発表した。内訳は,色の違う5つの層を積み重ねたデザインを採用した「PLY」と,四角錐台を二つ重ね合わせたようなデザインの「PRISMOID」の2機種。前者は9月中の発売,後者は年内の発売予定となる。
KDDIの高橋誠取締役執行役員常務コンシューマ商品統括本部長(写真1)は,「iidaの発売から半年ほどが過ぎたが,iidaブランドの認知度は50%以上に達した。iidaをきっかけにauの興味が高まり,ユーザーが店頭に足を運ぶ機会が増えている」と説明。iidaがau全体にプラスの影響を与えている面を強調した。
なお今回,iidaのコンセプトモデルとして,学習機能を持ったロボットと組み合わせた「Polaris」というモデルも展示(写真2)。携帯電話が収集したユーザーのライフログを,球体型のロボットが分析。モニターを介してユーザーにアドバイスを与えてくれる。例えば日々の食事のデータを分析して,足りない栄養分などを考慮してロボットがレシピをアドバイスしてくれるようなサービスを考えているという。なおPolarisの商品化の時期は未定である。
このほか周辺機器のラインアップも拡充。趣向を凝らしたACアダプタやアクセサリなど,23製品を用意している。
[発表資料へ]