ヤフーとその子会社で動画配信事業を手がけるGyaOは2009年9月7日,動画配信サービスをリニューアルし,無料動画配信サービス「GyaO! Presented by Yahoo! JAPAN」(http://gyao.yahoo.co.jp/)と有料動画配信サービス「GyaO!ストア Presented by Yahoo! JAPAN」(http://streaming.yahoo.co.jp/)を同日より公開したと発表した(写真)。
これまでと比較して新サービスでは,放送事業者との連携を強化し,各事業者から動画コンテンツの提供を受けるという。9月4日にGyaOへの出資を発表したフジテレビジョンと日本テレビ放送網に加え,TBSテレビも有料動画配信サービスにコンテンツを提供する。またテレビ朝日も今後コンテンツを提供する予定である。
映像配信技術には,マイクロソフトのSilverlightを採用した。Windows以外にMac OSの利用者にもサービスが利用できることと,Windows Media Video方式でエンコードした約2万本の既存の動画ファイルをトランスコードせずに新サービスで提供できることから,Silverlightを採用したという。
GyaOはこれまで30~40代が中心だったターゲット層に新たに20代を加え,双方向性やターゲティングなどの要素を取り込んだ広告商品を提供する。広告媒体としての価値を高め,2010年初頭の単月黒字化を目指す方針である。