ブラウザー右端の「Jingoo」のスペースに、表示中のページに関連する情報が表示される
ブラウザー右端の「Jingoo」のスペースに、表示中のページに関連する情報が表示される
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 インターネット関連サービス開発のメタキャスト(東京都港区)は2009年9月8日、ユーザーが閲覧中のWebページに関連した情報をブラウザー内に自動表示するツール「Jingoo」(ジングー)の無料提供を開始したと発表した。メタキャストはその利用者を増やし、同ツールを活用した企業のネットマーケティング支援事業を展開していく考え。

 ユーザーはパソコンにJingooをインストールし、別途Jingoo対応の「アプリ」を導入していくことで、表示する情報をカスタマイズできる。メタキャストはアプリの第1弾として、「TSUTAYA Online アプリ」の提供を開始した。同アプリを導入することで、大手検索サイトでアーティスト名を検索した場合に、TSUTAYA onlineで扱う関連する商品情報が表示される。また、大手エンターテインメント関連ニュースサイトを閲覧中にも、同様にTSUTAYA onlineで扱う商品情報が表示される。

 メタキャストは、Jingooによりさまざまな情報を手軽に得られることをユーザーに訴求し利用者数を拡大させる。一方で、自社サイトへの誘導数拡大を狙う企業に向けたアプリの開発や、広告などで収益を上げる考え。メタキャストは今後、ショッピング、メディア、コミュニケーション関連のアプリをリリースしていく方針。なお、「iGoogle」や「OpenSocial」ウィジェットもJingoo上で動作する。

 Jingooは、Windows版「インターネット・エクスプローラー6」以降と「Firefox 3」以降、Mac版は「Firefox3」以降に対応する。

■関連情報
・「Jingoo」のWebサイト http://jingoo.jp/