米Googleは米国時間2009年9月3日,携帯電話機向けソフトウエア基盤「Android」用アプリケーションの販売/配布サイト「Android Market」を近くリニューアルすると発表した。Android 1.6用の機能を複数追加し,Android Market利用者の操作性を改善する計画だ。

 この一環として,アプリケーション紹介ページにスクリーン・ショットやアイコンを掲載できるようにする。また,アプリケーションのサブカテゴリとして新たに,「スポーツ」「健康」「テーマ」「コミックス」を追加する。これらは,既存のアプリケーションにも適用できる。

 またGoogleは,イタリア国内の開発者向けにアプリケーションの販売サポートを開始したことも明らかにした。これにより,イタリアの開発者は有料アプリケーションをAndroid Marketで販売できるようになる。

 今回のリニューアルについて米メディア(InfoWorld)は,開発者の不満の一部しか解消できないと報じた。同記事によれば,開発者は特に,販売報酬が決済サービス「Google Checkout」経由しか受けとれないこと,ダウンロード後24時間以内ならアプリケーションを返品できることを問題視しているという。

 また別の米メディア(internetnews.com)によると,Android Marketの売上高は月平均500万ドル程度であるのに対し,米Appleの「App Store」の売上高は月平均2億ドルだという(関連記事:AndroidよりもiPhoneユーザーがダウンロード購入に積極的Appleの「App Store」,開始後1年で15億ダウンロードを突破 )。

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