米AT&Tは米国時間2009年9月3日,同社が米国で独占販売している米Appleの携帯電機話「iPhone」のマルチメディア・メッセージング・サービス(MMS)機能を9月25日から利用可能にすると発表した。

 同日,ソフトウエア更新を行うことでMMSを利用できるようになるが,対応するのは「iPhone 3G」および「同3GS」で,オリジナル・モデルはMMSを使えない。

 このMMS機能は,6月18日にリリースされた最新OS「iPhone OS 3.0」から搭載されており,日本でiPhoneを販売しているソフトバンクモバイルではすでに対応済み(関連記事:iPhone OS 3.0リリース,コピー&ペーストやMMSが利用可能に)。

 AT&Tは,iPhoneによるMMS利用が記録的なトラフィック増大を引き起こすと予想されるため,対応システムとネットワークの準備に数カ月間取り組んでいたと説明した。同社ネットワーク上の無線利用は,過去2年間に年平均350%増加しており,今年以降も急速なペースで広まる見通し。今後も,データ需要の増加,新規デバイスやアプリケーションの登場に対応するためにネットワークの刷新と投資を行うとしている。

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