日立ソフトは2009年9月7日,「Ruby on Rails 学習環境提供サービス」を開始する。仮想サーバーによる実行環境と,開発ガイドや演習問題などの教材をインターネットで提供する。

 仮想サーバーにはRuby on Railsの実行環境やデータベース,ソフトウエア構成管理ツールなど必要なソフトウエアを用意しており,準備の必要なくすぐに利用できるという。教材としては開発環境構築ガイド,実行環境構築ガイド,簡単なサンプルコードなどを提供する。利用料金は月額制で,価格は個別見積もり。

 日立ソフトは島根県と松江市が進めているRubyによるIT産業振興に賛同し,2008年10月に島根県松江市に事務所を開設している。「Ruby on Rails 学習環境提供サービス」は,松江事務所での地元IT企業や関連団体と連携した研究開発の成果の一つという。日立ソフトは現在,松江市のユーザー企業への「Ruby on Rails 学習環境提供サービス」提案を進めており,「今後もRubyの活用を推進する」(日立ソフト)としている。