QLifeが開設した医療用医薬品の検索サイト「QLifeお薬検索」
QLifeが開設した医療用医薬品の検索サイト「QLifeお薬検索」
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 病院検索サイト運営のQLife(キューライフ)は9月2日、新たに医療用医薬品の検索サイト「QLifeお薬検索」を開設した。すでに同種のサイトは複数存在するが、製薬会社が製品情報を更新する早さに比べサイトの更新が遅く、信頼性の高い新サイトの需要が見込めると判断した。広告モデルで運営する。

 キューライフによると、医療用医薬品の添付文書(製品情報)は毎月数百から数千件程度が改訂されているが、既存のサイトは古い情報や根拠の薄い情報を掲載しているところも多い。新サイトは製薬会社などで作る「くすりの適正使用協議会」のデータベースを利用。よく使われる141社、約9000種類の医薬品について、作用や副作用の解説を写真付きで掲載し、毎週更新する。

 医薬品は製品名や疾患名、メーカー名から検索できるほか、色やパッケージ形状などからも探せる。また製品名は難解で似通った名称も多いため、名称を途中まで入力すると自動的に候補を示す機能も用意する。「この薬を検索した人は、こんな薬も見ています」「最近、多くの人が検索したワード」といった情報も表示し、薬に詳しくない人でも簡単に情報を探せるようにした。
 
 このほか特定の医薬品と同じ成分で、一般的にはより安価な後発医薬品(ジェネリック薬)を表示する機能も備える。ジェネリック薬には「GE」アイコンを付けて判別できるようにする。

 キューライフは今後、サイトの運営ノウハウをもとにして、病院や薬局、健康保険組合に同種のサービスを提供するツールを開発する予定。

■関連情報
・QLifeのWebサイト http://www.qlife.co.jp/