ソニーは、グループの事業領域をまたぐブランドメッセージとして「make.believe(メイク・ドット・ビリーブ)」を全世界で導入すると発表した。「豊かな想像を現実に結びつける」という企業姿勢を表現する。エレクトロニクス、ゲーム、音楽、映画、携帯電話、ネットワークサービスなど幅広い事業領域で1つのメッセージを使用するのは同社初の試みという。

 ドイツ・ベルリンで現地時間の9月2日に開いた記者会見で明らかにした。これは4日から現地で開かれる家電展示会「IFA2009」に先立って行ったもの。メッセージの「believe」はアイデアや理想像などの精神を、「make」は実際の商品、サービスとして形にする行動を表現し、「.(ドット)」は精神と行動をつなぐソニーの役割を象徴するという。

 会見ではメッセージの具現化の例として、2010年から、3D映像による映画やゲームなどの家庭向けコンテンツ事業を始め、併せて液晶テレビ「BRAVIA」などに3D対応機を追加する計画を明らかにした。これに加え米国でゲーム機向けネットワーク「PlayStation Network」を通じて運営している動画配信サービスを、欧州でも年内に開始する方針を発表した。

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