京葉線に投入する新型車両の概要(発表資料より抜粋)
京葉線に投入する新型車両の概要(発表資料より抜粋)
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 JR東日本は2009年9月2日,成田エクスプレスおよび京葉線に投入する新型車両にデジタルサイネージ端末を設置すると発表した。成田エクスプレスは通路の天井に設置したデジタルサイネージ端末で,京葉線はドアの上に設置したデジタルサイネージ端末でそれぞれ運行情報やニュースなどを表示する。

 いずれもデータ通信回線にUQコミュニケーションが提供するUQ WiMAXの無線通信サービスを利用することが特徴である。これまでデジタルサイネージ端末を設置している山手線や京浜東北線,中央線の車両ではミリ波通信や無線LAN通信を利用してデータを更新していた。WiMAXを使うのは今回が初めてである。成田エクスプレスではデジタルサイネージ用途に加えて,乗客への無線LANサービス提供用としても活用する。

 成田エクスプレスは新型車両を投入する2009年10月からデジタルサイネージ端末を運用するが,WiMAXの無線通信を利用するのは2010年2月からである。京葉線は新型車両導入時期である2010年夏からの運用を予定している。

発表資料1][発表資料2