博報堂DYインターソリューションズは、インターネット広告とマスメディア広告の効果を統合的に分析するサービス「buzz analyzer(バズアナライザー)」を開発し、10月1日より販売を始める。特定の商品についてブログでの反響やネット検索数の変化、ネット広告の出稿量をみるほか、テレビCMや新聞広告の出稿量、テレビ番組でのPR露出などを併せて分析する。

 buzz analyzerは、NECビッグローブが開発したブログでのクチコミ評判を分析するサービス「感°Report」を組み込んでおり、ブログに書かれた商品の評判がポジティブかネガティブかを判定したり、急増しているキーワードを抽出したりできる。

 また商品名などのキーワード検索回数について、毎日の変化を追跡できる。ブログ分析で抽出した言葉と検索キーワードの関係性や、マス広告の内容との関係性を分析する。これはネットのリスティング広告(検索連動広告)にどんなキーワードで出稿すべきかなどを判断する材料になる。

 マス広告についてはテレビCMの商品別、素材別出稿量(関東、関西、中京地区)、および新聞広告の出稿データを分析できる。マス広告の出稿量とブログ記事数の変化を継続して観察し、広告出稿とクチコミの関係性を分析できる。またテレビ番組に商品が登場した時間からGRP(延べ視聴率)を算出し、量的分析を行える。これに加え番組内で使われた言葉とブログに書かれた言葉、検索ワードとの関連性を分析する。

 このほか競合他社のキャンペーンで自社商品が比較されてクチコミが広がる場合、他社のネット/マス広告出稿量、PR露出量、ブログ記事数を定量的に把握できる。また他社のキャンペーンに関するブログ記事の内容を分析し、自社のキャンペーン施策の見直しに利用できる。

 今後はインターネットニュースや新聞記事、雑誌記事での露出データを集計する機能を順次追加する予定。

■関連情報
・博報堂DYインターソリューションズのWebサイト http://www.hakuhodody-inter.co.jp/
・NECビッグローブのWebサイト http://www.biglobe.co.jp/