ソフトバンクは2009年8月26日,NGNにおけるIPv6インターネット接続方式について,ネイティブ方式のネイティブ接続事業者に立候補したことを明らかにした。

 ネイティブ方式では,NGNと直接つながるネイティブ接続事業者が最大3社に限られる。NTT東西によると,申し込み期限である8月21日までに4社以上が申し込んだという。そのうちの一つがソフトバンク・グループであることが分かった。

 今回,ネイティブ接続事業者の候補となったのは,ソフトバンク・グループ内でIX事業を提供するBBIXである。同社がネイティブ接続事業者に選ばれた場合,同グループ内でISP事業を提供するソフトバンクBBとソフトバンクテレコム(ODN)が配下に付くことになる。

 ネイティブ接続事業者の候補は,11月30日までに配下に付くISPの契約者数をNTT東西に申請し,その合計の上位3社が正式に選ばれることになる。ただし,ネイティブ接続事業者自身の契約者数は計算に入れないルールとなっている。今回同グループ内でもISPではなくIX事業者であるBBIXが申し込んだのは,合計数をできるだけ多くするための方策と推察される。