NTT東西地域会社(NTT東西)のNGN(次世代ネットワーク)とIPv6インターネットとの接続方式の一つ「ネイティブ方式」のサービスを提供する接続事業者(ネイティブ接続事業者)として,4社以上の企業が名乗りを上げていることがわかった。

 NTT東西は,「ひかり電話などのQoSサービスの劣化を避けるため」として,ネイティブ接続事業者を最大3社に限定するとしている。そこで,ネイティブ接続事業者になることを希望する企業は2009年8月21日までにその旨をNTT東西に申し込み,希望企業が4社以上になった場合はNTT東西による選定を受けることになっていた。「具体的な数は明かせないが,4社以上から申し込みがあったため,今後,選定手続きに入る」(NTT東日本 広報)。

 申し込みをした企業は,2009年11月30日までに所定の書面をNTT東西に提出する。NTT東西はこの書面などを基に,申し込みをした企業につながる予定のプロバイダ(ISP)のユーザー数を確認し,その数が多い上位3社をネイティブ接続事業者に選定する。正式な選定は2009年12月の予定。ユーザー数については,「2009年6月末時点のもの」を判断基準とする。