ソニーは2009年8月26日,スカパー!HDの録画やモバイル機器に録画番組を転送できるハードディスク装置(HDD)内蔵Blu-ray Disk(BD)レコーダーを発表した。
今回発表したBDレコーダー5機種のうち,上位3機種の「BDZ-EX200」(HDD容量:2Tバイト,写真),「BDZ-RX100」(HDD容量:1Tバイト),「BDZ-RX50」(HDD容量:500Gバイト)では,「スカパー!HD」対応チューナーの番組表から予約すると,LANケーブルで接続したBDレコーダーに予約が反映され,HDDに録画できる。録画した番組はBDにダビングしたり,ウォークマンや携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」(PSP)に「おでかけ・おかえり転送」して外出先で視聴したりできる。
「おでかけ転送」では,地上デジタル/アナログ放送・BSデジタル放送・110度CSデジタル放送に加え,「アクトビラビデオ・ダウンロードセル」で購入した映像や,「スカパー!HD」の録画番組を,本体前面にある「番組おでかけボタン」を押すだけでウォークマンやPSPに転送できる。テレビの電源を入れて画面を見ながら操作する必要がなく,外出前の忙しい時間でも手軽に番組を持ち出せるという。1時間番組の転送は約2分で完了する。
さらに「BDZ-EX200」,「BDZ-RX100」,「BDZ-RX50」の3機種は,今後KDDI(au)とNTTドコモが発売する携帯電話機や,ポータブルナビゲーションシステム「nav-u」(ナブ・ユー)の今後発売のモデルに対しても,録画したデジタル放送の番組を転送できるようになる予定である。
価格はいずれもオープン。市場推定価格と発売時期は,「BDZ-EX200」が28万円前後,11月上旬発売。「BDZ-RX100」は9月19日発売で,18万円前後。「BDZ-RX50」は9月19日発売で,15万円前後。