ICカード認証しないと紙を出力しない、富士通が印刷セキュリティ製品富士通は2009年8月26日、紙からの情報漏洩を防ぐシステムを発売した。既存のプリンタにICカードリーダーを併設し、ICカードで認証しないと印刷できないようにする。本人以外が紙を持って行くことを防ぐ。「2008年の情報漏えい事故のうち、56%は紙媒体からの情報漏えいだった。新製品はこの対策になる」(太田大州 安心安全ビジネス推進室室長)。 同時に印刷ミスの抑制でコスト削減も狙う。パソコン上で印刷操作をしても、ICカード認証が終わるまでプリンタは紙を出力しないため、紙にする必要のない情報を誤って印刷してしまうこと防ぐことができる。「自社導入した計測値から推測すると、多くの企業で2〜3割程度は印刷コストを削減できる」(栗島正博データマネージメント・ミドルウェア事業部主席部長)という。 新製品は「SafetyValue 認証印刷ソリューション」の名称で、「Interstage Print Manager」と「EcoGate Print for Print Manager」という二つのミドルウエアと、ICカードリーダーで構成する。ミドルウエアをインストールした「印刷管理サーバー」を社内に導入し、LANに接続したICカードリーダーをプリンタに併設する。既存のプリンタがそのまま利用可能で「ほとんどのメーカーの機種に対応している」(栗島主席部長)。 標準価格はICカードリーダーが1台当たり4万円、ミドルウエアがそれぞれ1ライセンス当たり30万円。一つの印刷管理サーバーで30台程度のプリンタを管理できる。プリンタ50台の環境では、導入費用はサーバーのハードウエア代金込みで約400万円となる。今後3年間で3000社への導入を目指す。 |