松江市の中学生Ruby教室(写真提供:松江市)
松江市の中学生Ruby教室(写真提供:松江市)
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講師のネットワーク応用通信研究所 研究員 高尾宏治氏(写真提供:松江市)
講師のネットワーク応用通信研究所 研究員 高尾宏治氏(写真提供:松江市)
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実習課題のひとつ,バスを動かすプログラム(写真提供:松江市)
実習課題のひとつ,バスを動かすプログラム(写真提供:松江市)
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 松江市は2009年8月25日,中学生を対象にしたRuby教室を開催したと発表した。8月22日と23日の2日間で合計27名が参加,半日のカリキュラムでRubyによるプログラミングを体験した。

 松江市では,世界的に普及しているプログラミング言語Rubyの作者まつもとゆきひろ氏が市内に在住していることから,Rubyによる産業振興を図る「Ruby City Matsueプロジェクト」を推進している。中学生を対象にしたRuby教室は昨年8月に第1回を行っており,13名が参加した。今年は2日に分け,参加した生徒の数も2倍に拡大した。

 Ruby教室は,Ruby City Matsueプロジェクトの拠点として松江駅前に設けられた交流スペース「松江オープンソースラボ」で開催された。まつもと氏がフェローとして在籍するネットワーク応用通信研究所 研究員の高尾宏治氏が講師となり,同社の若手技術者がアシスタントを務めた。

 教室ではコンピュータの仕組みやプログラムの基本を学んだあと,デジタル時計,スロットマシン,バスの絵を動かすプログラムなどを打ち込み,改造して動かすまでを体験した。またプログラマの実際の仕事内容や,やりがいについての紹介も行われた。

 参加した中学生からは「初めてプログラミングをしたが,思っていたより簡単で楽しかった」,「1文字でも間違えると動かないので大変だったけど,動いたときは感動した」,「もっと詳しく勉強してみたい」などの感想が寄せられた。

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中学生Ruby教室(松江市)