ジュピターテレコム(J:COM)は2009年8月24日,J:COMが提供する高速インターネット接続サービス「J:COM NET」のオプションサービスである「無線ホームLAN」の提供を,J:COM NET ウルトラ160Mコースで同日に開始したと発表した。まずJ:COMグループのジェイコム関東の相模原・大和局とせたまち局の2局でスタートして,順次サービス提供エリアを拡大する。
 
 無線ホームLANは,J:COM NETの月額基本利用料に月額525円を追加して利用できる。J:COMは,新たに標準化が進められている高速無線規格「IEEE802.11n」に準拠した一体型ケーブルモデムを採用する。従来の無線規格(IEEE802.11g)では無線区間の通信速度が最大54Mb/sだが,今回採用したIEEE802.11nでは無線区間の通信速度が最大300Mb/sであり,「160Mコースを利用する際に通信速度を十分に確保できる仕様」(J:COM)という。
 
 J:COMはこれまで「無線ホームLAN」をJ:COM NET 40Mコースに限定していたが,顧客の要望を受けて,J:COM NET ウルトラ160MコースをはじめとするすべてのJ:COM NETサービスで展開する。同社は,「IEEE802.11n準拠の無線LAN機器の市場価格は7000~1万8000円程度である一方,J:COM NETでは月額追加料金525円で利用できるため,手軽に無線LAN環境を構築できる」としている。

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