米Googleは米国時間2009年8月17日,オープンソースWebブラウザ「Google Chrome」の開発者向け早期リリース版(Windows用)をバージョン「4.0.201.1」にアップデートし,複数パソコン間でブックマークを同期できるようにした。

 ブックマーク同期機能を利用すると,家庭や職場などさまざまな場所で使っているパソコンにインストールしたChromeで,ブックマークの内容を自動的に同期できる。ブックマークに加えた変更の情報は,インスタント・メッセージング(IM)用プロトコルXMPPを使ってやり取りする。

 この機能を使うには,まずChromeに「--enable-sync」フラグを付けて起動する。その後メニューから「Sync my bookmarks...」を選ぶと,ユーザーのGoogleアカウント経由でブックマーク情報の同期が始まる。

 なお,開発者向け早期リリース版はChromeの新機能を早い段階でテストする目的で提供しているもので,この段階で追加される新機能は不安定なことがある。現時点で最新の正式リリース版はChrome 2,ベータ版はChrome 3となっている(関連記事:Googleが次期ブラウザ「Chrome 3.0」のベータ版を公開,30%以上高速化 )。

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