まちづくり三鷹の「中学生Rubyプログラミング体験講座」
まちづくり三鷹の「中学生Rubyプログラミング体験講座」
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まちづくり三鷹の「中学生Rubyプログラミング体験講座」講義風景
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「中学生Rubyプログラミング体験講座」のテキスト
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「中学生Rubyプログラミング体験講座」のポスター
「中学生Rubyプログラミング体験講座」のポスター
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 まちづくり三鷹は2009年8月18日,「中学生Rubyプログラミング体験講座」を開講した。中学1年生10人,2年生5人が参加。4回の講座でプログラミングの初歩から簡単なゲームの作成までを学ぶ。

 まちづくり三鷹は,三鷹市が出資する第三セクター。Rubyを利用した図書館システムの開発・販売や,Ruby技術者育成講座「Ruby Academy」の運営などを行っている。

 「中学生Rubyプログラミング体験講座」は,中学1年生クラスと中学2年生クラスに分かれており,2009年8月から9月にかけてそれぞれ1回2時間,計4回を1コースとして行う。プログラムとは何かから始まり,最後には簡単なゲームをRubyで作成できるようにする。

 講座では,地元のIT技術者交流会である「三鷹プログラマーズカフェ」のメンバーがボランティアでチューターを務めた。講座に使用するテキストは三鷹市教育委員会の協力を得,三鷹市内の中学校の先生からのアドバイスを受けながら開発している。

 8月18日に行われた中学1年生向け講座第一回には,10名が参加した。参加した生徒は「普段使っている言葉と違うところが難しい」,「思ったとおりにいかないときがある」けれども「パソコンに指令を出している感じがする」,「面白い」と感想を話した。講師のテクノロジックアート 中佐藤麻記子氏は「生徒は想像以上に熱心で,休憩時間にもほとんど休もうとしない」と驚く。

 まちづくり三鷹 取締役事業部長 柴田直樹氏は「まつもとゆきひろ氏が中学校の時からプログラミングをしていたと聞いて,中学生向けの講座を企画した。受講した生徒の中から“第2のまつもとゆきひろ”が生まれてほしい」と話す。

 まちづくり三鷹では,今回作成した8時間ぶんのテキストに加えて,全12章,24時間ぶんの中学生向けテキスを作成中。2010年度にはこれらを合わせて「中学生Rubyプログラミング講座」を本格開講したいとしている。